【セルフコーチング】自分自身で人生を切り開く質問リスト
あなたはセルフコーチングを知っていますか?
セルフコーチングとは、なりたい自分に自分自身を導く技術のことです。
セルフコーチングを身に付けると、自分の人生を自分の意志でコントロールすることができるようになります。
実は・・人生を効果的に生きている人たちは、意識・無意識は別として日々セルフコーチングを行っているのです。
あなたも自分自身で自分の人生を切り開く技術を手に入れたいと思いませんか?
そこで今回はセルフコーチングについてプロコーチの私が詳しく解説します。
これであなたも今日からセルフコーチングを行えるようになります。
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
この記事の内容
・セルフコーチングの意味と効果の解説
・セルフコーチングの具体的なやり方(質問リスト)
セルフコーチングとは?
セルフコーチングの説明をする前に、そもそもコーチングとは一体何なのでしょうか?
コーチングとは、相手の中にある能力や可能性を引き出し、自らの力で考え行動できるように支援するコミュニケーションスキルです。
コーチングを受けると、目標をより早く達成でき、より大きな成果を上げることができます。
通常コーチングは、コーチ(コーチング実践者)からコーチングを受けるのが基本ですが、セルフコーチングは文字通りコーチングを自分自身で行います。
自分で自分をコーチングすることなんて本当にできるの?と思うかも知れませんが、実は、コーチングの究極の効果は、コーチングを受けながらセルフコーチングを身に付けることにあります。
コーチングは、コーチが相手の目標達成をサポートすることですが、常にコーチがそばにいてサポートしてくれるわけではありません。
目標達成に向け日々立ちはだかる壁を自分自身が乗り越えていかなければなりません。
ですから、コーチはコーチングを行いながら、相手が自分自身で問題を解決したり、困難に立ち向かうことができる力を備えさせるのです。
この自分自身で考え行動できる力こそ「セルフコーチング」なのです。
セルフコーチングの効果
セルフコーチングを行えるようになると具体的にどんな効果があるのでしょうか?
それは、一言で言えば、なりたい自分を自分自身で手に入れることができるようになります。
具体的には、
- 目標を明確にできる
- 現状を明確にできる
- 目標達成を阻むものを明確にできる
- 目標達成に必要なリソースを明確にできる
- 目標達成に必要な行動を明確にできる
- 目標達成に向けて具体的な一歩を踏み出せる
- 目標達成に向けて自分を許容、認めることができる
- 目標達成するまでモティベーションを持続できる
- 目標達成に立ちはだかる壁をブレイクスルーできる
- 目標を達成するまで行動し続けることができる
などが挙げられます。
つまり、セルフコーチングを身に付けると、目標を達成するための「仕組み」を自分自身でつくることができるようになるのです。
セルフコーチングの手順
ではここからはセルフコーチングのやり方について解説していきます。
通常セルフコーチングは、コーチからコーチングを受けることで徐々に身に付けていくものですが、ここでは自分自身でセルフコーチングを行う手順をご紹介します。
セルフコーチングを行う手順は次の通りです。
- 自分を理解する
- 自分を認める
- 新しい自分をつくる
ではそれぞれを詳しく解説します。
1.自分を理解する
セルフコーチングの最初のステップは、自分を理解することです。
自分を理解するためには、もう一人の自分が「自分」を観察できる視点を持つことが必要です。
下記を自問自答し、自分をよく観察してください。
「自分を客観的に見るとどういう人間ですか?」
例えば、
- 好きなところは?
- 嫌いなところは?
- 良いところは?
- 悪いところは?
など、あなたの性格や性質を出せるだけ出してみましょう。
2.受け止める
1の質問によって自分を観察できたら、なりたい自分になるために必要な自分と、なりたい自分になることを邪魔をする自分がいることに気づくはずです。
ここで重要なことは、良い面も悪い面も含めたありのままの自分をしっかり受け止めることです。
人は悪い面があると、そこばかりが気になって動けなくなってしまいます。
もちろん、なりたい自分を邪魔するものは直したり改善する必要はありますが、必要以上に悪い面ばかりに囚われ過ぎてしまうと、いつまで経って行動を起こすことができません。
ですから、良い面も悪い面もすべてを受け止め、今自分が持っているものを最大限活かしながら行動を起こせるように自分を受け止めることが大切です。
3.新しい自分をつくる
今ある自分をしっかり受け止めたら、新しい自分、つまり、「なりたい自分」をつくります。
なりたい自分をつくるためのステップは次のとおりです。
- 目標を明確にする
- 期限を明確にする
- リソースを明確にする
- 弊害を予測する
- 行動計画を立てる
- 行動する
- 結果に柔軟に対応する
- 壁を乗り越える
- 目標を達成するまで行動し続ける
ではそれぞれを詳しく解説します。
1.目標を明確にする
目標を明確にしなければ、具体的な行動は起こせません。
下記を自問自答し、あなたの目標を明確にしましょう。
「なりたい自分とはどんな自分ですか?」
2.期限を決める
目標を明確にしたら、その目標をいつまでに達成するかを明確にします。
期限を明確化することで実現性は高まります。
下記を自問自答し、期限を明確にしましょう。
「なりたい自分をいつ(何年何月何日)までに手に入れますか?」
3.リソースを明確にする
次はリソースを明確にします。
リソースとは、目標をより効率良く、より効果的に達成するために使えるあなたの資源のことです。
下記を自問自答し、リソースをすべて洗い出しましょう。
「目標達成に役立つ情報は?」
「目標達成に使える知識やスキルは?」
「目標達成に活かせそうな経験値は?」
「目標達成に力になってくれそうな人は?」
4.弊害を予測する
目標を達成する上で、行動を邪魔する可能性のある弊害を予測し、予め対応策を考えておくことは非常に重要です。
下記を自問自答し、対応策を考えましょう。
「目標達成に向けあなたの行動を邪魔する可能性のあるものは何ですか?」
例えば、
- あなたの性格や癖は?
- 環境の問題は?
- 人間関係は?
- 時間の問題は?
- 経済的な問題は?
5.行動計画を立てる
ここまできたら、具体的な行動計画を立てます。
行動計画は、通常現在を起点として未来を描きますが、それではどうしても現状の課題に囚われ、未来があいまいになったり、新しい発想や発展的な未来を描くことは容易ではありません。
そこで、未来のあるべき姿から、それを実現するために今なすべきことを考え、分析し、具体的に実行します。
つまり、未来(目標を達成した時点)から逆算して目標を立てるということです。
例えば、5年後に起業を目指すなら、起業した5年後の自分から見て今自分には何が必要なのかを考えるわけです。
下記を自問自答し、行動計画を立てましょう。
「目標を達成した自分から現状の自分を見たら今何をする必要がありますか?」
例えば、
- 目標を達成するには1年後にはどうなっている必要がある?
- そのために1か月後にはどうなっている必要がある?
- そのために1週間後にはどうなっている必要がある?
- そのために今日何をする必要がある?
6.行動をする
行動計画を立てたら、いよいよ行動を起こします。
なりたい自分になるために行動を起こすことを決断し、その第一歩となる具体的な行動を起こします。
下記を自問自答し、今すぐ行動を起こしましょう。
「なりたい自分になるために今すぐに取り掛かることは何ですか?」
7.結果に対応する
行動を起こすと上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあります。
上手くいっている時は、さらに良い結果を出せるようにアイデアを考え工夫をこらします。
上手くいっていない時は、原因を究明し軌道修正を行います。
下記を自問自答し、結果に対して柔軟に対応しましょう。
・上手くいっている場合
「さらに良い結果を得るためのアイデアや工夫はありますか?」
・上手くいっていない場合
「上手くいっていない原因は何ですか?」
「次は上手くいかせるためには何が必要ですか?」
「他に上手くいく可能性のある方法はありますか?」
8.壁を乗り越える
行動を起こすると壁にぶつかることがあります。
壁にぶつかると、行動が止まり、諦めてしまいそうになります。
このような時、諦めずに壁を突破するためにはどうすれば良いのでしょうか?
壁にぶつかった時は主に下記の2つのブレーキが作動します。
- 心理的ブレーキ
- 物理的ブレーキ
それぞれを詳しく説明します。
1.心理的ブレーキ
不安や恐れなどの心理的ブレーキがかかっている時は、それを無視して無理に進もうとしても前には進めません。
前に進むためには、ブレーキをかけている心理的な要素をしっかり認識し、ブレーキを緩める材料を集める必要があります。
下記を自問自答して心理的ブレーキを解除しましょう。
「不安や恐れていることはことは具体的に何ですか?」
「不安や恐れを受け止めてみて何を感じますか?」
「何があれば不安や恐れを解消することができますか?」
「これまで不安や恐れを感じた時はどのように解消してきましたか?」
「この壁を乗り越え目標を達成した自分を想像してください」
2.物理的ブレーキ
物理的ブレーキとは、これまでのやり方では前に進めない時に起こります。
例えば、新しい知識や技術が必要であったり、今の環境では最良なパフォーマンスが発揮できなくなった時です。
物理的ブレーキは、言い換えればあなたが成長した証で、ヴァージョンアップする段階にあるということです。
下記を自問自答し、物理的ブレーキを解除しましょう。
「壁を乗り越えるために新しく得る必要のある知識や情報は何ですか?」
「壁を乗り越えるために新しく身に付ける必要のある技術やスキルは何ですか?」
「壁を乗り越えるために捨てる必要があるのは何ですか?」
「次のステージに必要な環境を整えましょう」
9.目標を達成するまで行動し続ける
目標を達成するまでの道のりにはさまざまな試練が待ち受けます。
努力が報われず結果が出ない時期もあります。
それでも行動し続けるには、行動する目的を常に意識し、目標を達成したイメージを強く持つことが重要です。
下記を自問自答し、目標を達成するまで行動し続けるバイタリティを引き出しましょう。
「あなたが目標を達成する目的は何ですか?」
「目標を達成した自分をイメージしてください」
「目標を達成した自分をイメージしたら何が見えますか?」
「目標を達成した自分をイメージしたら何が聞こえますか?」
「目標を達成した自分をイメージしたら何を感じますか?」
「目標を達成したら誰と喜びを分かち合いますか?」
「目標を達成した自分から今の自分にどんな言葉をかけますか?」
まとめ
さていかがだったでしょうか?
今回はセルフコーチングについて詳しく解説しました。
セルフコーチングを行えるようになると、あなたは自分自身で人生を切り開くことができるようになります。
それは自分の中に最強のコーチをつくることを意味します。
ぜひセルフコーチングを実践してなりたい自分を手に入れてください。
今回の記事があなたのお役に立ちますように。