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ありのままの自分を受け止める

【ありのままの自分を受け止める方法】超実践的3ステップ

ありのままの自分を受け止めることは、コミュニケーションにも非常に重要です。
あなたはありのままの自分を受け止めることができていますか?
コミュニケーション能力が高い人は、ありのままの自分を受け止め、自分自身と上手く付き合っているからこそ、他者とも上手く付き合うことができるのです。
コミュニケーションが苦手な人は、ありのままの自分を受け止めていない人が少なくありません。
そこで今回は、ありのままの自分を受け止める方法を3ステップでご紹介します。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。

1.自分を理解する

ありのままの自分を受け止めるためにまずやるべきことは、自己概念について理解することです。
自己概念とは、セルフイメージのことで、自分自身について抱いている考えのことです。
例えば、

  • 私は積極的な人間である
  • 私は内向的な人間である
  • 私は我慢強い人間である
  • 私は優柔不断な人間である

など、誰もが自分自身に持っているイメージが自己概念です。
そして、この自己概念があなたの人生におけるすべての言動を決定しています。
この自己概念が正しく認識されていれば良いのですが、もし良くない自己概念を持っていたら、あなたの人生にマイナスの影響を与えてしまいます。
それは、当然コミュニケーションにも大きく影響します。
コミュニケーションが苦手な人は、上手く話す方法や、会話テクニックを身に付ければコミュニケーション能力が上がると考えますが、方法やテクニックを学ぶ前に、まず自己概念としっかり向き合い、自分と上手く付き合えるようになることが必要です。
なぜなら、自分と上手く付き合えるようになると、自分を表現することが楽になりますし、他人に対しても自分を理解してもらいやすくなるからです。
では、自分を理解するために簡単なテスト行いましょう。
まず紙とペンを用意して下さい。
準備ができたら早速始めていきましょう。

※参考文献「自己カウンセリングとアサーションのすすめ」

1. セルフイメージを探る

まずはあなたのセルフイメージを探っていきます。
もしあなたが、「あなたは誰ですか?」と訊ねられたらあなたは何と答えますか?

私は「     」です。

という答えを20個書き出してみましょう。

2. セルフイメージを検討する

セルフイメージを書き出したら、次は以下をチェックして下さい。

  1. 名前や性別、職業など自分の外面について書いたものはいくつありますか?自分の性格や考え、感じていることなど自分の内側について書いたものはいくつありますか?
  2. 人に知られたくないようなこと書いたものはいくつありますか?
  3. 自分の長所について書いているのと、自分の短所について書いているのと、どのような割合になっていますか?
  4. 現実の自分について書いているのと、理想の自分について書いているのと、どのような割合になっていますか?
  5. もし自己紹介するのに20個の中から5個選ぶとしたら、何を選びますか?次にそれを上位から並べるとどんな順番はどうなちますか?またその5個は20個の中で何番目に書かれたものですか?

3. セルフイメージを明らかにする

①~⑤を検討していくと、自分のセルフイメージが明確になっていくはずです。
①の検討では、自分を表現するのに外面的(事実)なことを重視しているのか、内面的(感情)なことを重視しているかなどを知ることができるでしょう。
②の検討では、自己開示の程度を知ることができます。自分が人に知られたくないことをどれだけ表現できているか、あるいは隠したままにしていることはあるかなどを知ることができるでしょう。
③の検討では、自分の長所と短所にどれだけ気付き、どのように受け取っているかなど、自分の評価などを知ることができるでしょう。
④の検討では、自分のイメージを正直に表現しているか、それとも自分の理想を追求しているのかなどを知ることができるでしょう。
⑤の検討では、自分の大切にしていることや、自分らしさなどを知ることができるでしょう。
これらを検討することによって、自己概念を理解する手掛かりになります。

自己概念について検討した結果、あなたは自分に対してどんなイメージを持っていましたか?
ここで注意したいのは、あなたの自己概念自体には善し悪しはないということです。
例えば、長所よりも短所の方が多く書かれていたとしても、それはあなたに長所がないということではありあません。
それはあなたの自己認識の傾向を表しているだけです。
つまり、あなたは自分の長所よりも短所の方を気にしているということです。
大事なことは、長所も短所も含めてあなたが今自分のことをどのように受け止めているのかを理解することなのです。
それがありのままの自分を受け止めるきっかけになります。

2.自分の評価を見直す

自己概念は、あなたのものの見方や捉え方が色濃く反映されます。
例えば、自己否定が強い人は、長所があるにもかかわらず、自分の短所ばかりが気になり、自分を遠慮したり控え目に表現してしまうでしょう。
逆に、自尊心が強い人は、自分に短所があったとしても、自分の長所に意識が向き、自分を自信満々に表現するでしょう。
このように、自己概要はあなたのものの見方や捉え方によってつくり出されているのです。
もしあなたのものの見方や捉え方が、あなたにとって合理的なものであれば、あなたの自己概念もあなたにとって合理的なものになります。
と言うことは、あなたがありのままの自分を受け止めるには、自分のものの見方や捉え方のクセを理解することが重要になります。
さらに、あなたのものの見方や捉え方は、あなたにとって都合の良いように変えることができます。
例えば、
あなたが自分のことを「諦めが早い」と捉えているとします。
これは一側面から見ると、マイナスの意味合いになります。
しかし、違う側面から見ると、

  • いつまでくよくよしない
  • 新しいことにチャレンジできる
  • 柔軟性がある
  • 行動力がある

など、プラスにの意味付けもできます。
このような、物事の見方や捉え方を変えることを、「リフレーミング」と言います。

リフレーミング

リフレーミングとは、「物事のフレーム(枠組み)を変える」という意味から発展し、「物事の見方を変える」「物事の捉え方を変える」という意味で使われます。
自己概念は、あなたのものの見方や捉え方によって表現されるので、あなたが偏ったものの見方や捉え方をしていると、自己概念も正しく認識されません。
よって、あなたは自分のものの見方や捉え方を見直す必要があります。
もしあなたの自己概念がマイナスに偏っているとしたら、リフレーミングを行うことで、自己概念をプラスに変えましょう。
逆に、あなたの自己概念がプラスに偏っている場合は、マイナスの面に意識が向いていないということなので、理想や可能性を追及しないことにつながり、進歩や成長に妨げになるかも知れません。
敢えてマイナスに意識を向ける必要などありませんが、マイナスの面に意識を向けることは時としてあなたの成長の糧となります。

3.自分を受け止める

ありのままの自分を受け止めるということは、自分の長所も短所もすべて受け入れることです。
しかし、本当の意味でありのままの自分を受け止めるには、今ある自分を受け止めるだけでは不十分です。
何かに向かって最大限努力し、自分のできることとできないことを知ることも必要です。
できるかできないか分からない状態のままでは、いつまで経っても本当の自分を理解することはできません。
自分を正しく評価するには、やれるところまで精一杯やってみることが重要なのです。
もちろん、できなければがっかりすることもありますし、できない自分を受け止めるのは勇気がいります。
しかし、自分にできないと分かればその後の選択肢も明確になります。
例えば、できないことは潔く諦めることで、他のことに全力を尽くすことがきますし、今はできなくても頑張ればできるようになることなら、一掃の努力をしたり工夫を凝らすこともできます。
ありのままの自分を受け止めるとは、今ある自分と、自分の中にある能力や可能性を最大限発揮し、その結果を受け止めることでもあるのです。
人は、何かにチャレンジしたり、経験を積んでいく中で、成功したり、失敗したりしながら、自分を知っていきます。
ありのままの自分を知ることで、より自分のことを好きになることもあるでしょうし、自分のことを大嫌いになることもあるでしょう。
それでも、あなたはあなたのです。
たとえあなたが容姿に自信がなくても、
たとえあなたがお金持ちでなくても、
たとえあなたが周りから評価されなくても、
たとえあなたが他の人よりもデキない人を言われても、
あなたはあなたなのです。
潔くありのままの自分を受け止めましょう。
世の中の基準や周りの意見に一喜一憂することなく、自分自身の意志によって選択し、その結果も全部自分が受け止める。
そうすれば、かけがえのない自分の人生を、自分の足で生きていると実感できるでしょう。
そして、もしあなたが、ありのままの自分に不満があるなら、あなたはいつでも変わることができます。
もしあなたが、なりたい自分になりたいと願うなら、自分にこう問うて下さい。
「何があればなりたい自分になれるだろう?」
その答えに従って行動を起こせば、あなたは新しい自分に出会うことができます。
もちろん良い結果が出るとは限りません。
しかし、なりたい自分に向かって努力する自分って格好良いと思いませんか?
ありのままの自分を受け止めず、いつも不満や不安を抱えて生きている自分と、ありのままの自分を受け入れ、その上でなりたい自分になるために精一杯努力する自分のどちらがより自分のことを好きになるでしょう?
自分を好きなることに全力を尽くすことこそ、ありのままの自分を受け止める最も効果的な方法です。
もしあなたが、やろうと思いながらもできるかどうか分からず躊躇っているなら、勇気を出してトライしましょう。自信は行動と経験でしか生まれません。たとえ結果が伴わなくても、チャレンジしたプロセスは、ありのままの自分を好きになる材料になります。

まとめ

さていかがだったでしょうか?
ありのままの自分を受け止めることは勇気がいります。
しかし、ありのままの自分を受け止めることは、あなたが自分と上手く付き合うために必要不可欠です。
人生を効果的に歩んでいくには、あなたはあなた自身と上手く付き合っていくことです。
これを機に、ありのままの自分を見つける旅に出てみてはいかがでしょう?
今回の記事があなたのお役に立てることを願っております。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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