【対人関係の苦手を克服する方法】7つのタイプで詳しく解説
「あなたは対人関係に苦手意識を持っていませんか?」
こう質問をされたら、ほとんどの人が「Yes」と答えるのではないでしょうか。
人は誰しも対人関係に何かしらの苦手意識を持っています。
その要因は様々ですが、対人関係が苦手であることはあなたのビジネス、学校生活、人間関係など、人生のあらゆる場面において大きなマイナスになることは間違いありません。
そこで今回は、対人関係の苦手を7つのタイプ別に分けて克服できる方法をご紹介します。
タイプ別に克服法をご紹介しているので、あなたに当てはまるものも必ず見つかるはずです。
それでは早速見ていきましょう。
対人関係が苦手な人の特徴とその克服法
対人関係が苦手と言ってもその要因は様々です。
まずは以下の中からあなたがどのタイプなのかをチェックして下さい。
対人関係が苦手な人の主な特徴
- 人見知り
- 話し下手
- 初対面が苦手
- 思い込みが激しい
- 他人に合わせることができない
- 他人に振り回される
- 特定な相手が苦手
では一つずつ克服法を解説します。
人見知り
対人関係が苦手な人の代表格とも言えるのが人見知りです。
人見知りの人が対人関係に苦手意識を持つ主な要因は以下の通りです。
・失敗するのが怖い
・自分が相手にどう見られるか極度に気になる
・今よりも凄い自分を見せたい
人見知りな人が対人関係の苦手を克服するポイント
人見知りの人は、自分を良く見せなければならないという観念に囚われ過ぎて、ありのままの自分を受け入れることができません。
人見知りの人が対人関係の苦手を克服するポイントは、
自分を好きになることです。
自分を好きになれば自ずと人見知りは克服できるようになります。
自分を好きになるワーク
- まず自分の好きなところをすべて書き出す
- 書き出した自分の良いところを素直に認める
- 次に自分の嫌いなところをすべて書き出す
- 自分の嫌いなところを克服するための方法を書き出す
- その中から今すぐできることに実際に取り組む
- 克服できたら目立つペンで〇をし、やり遂げた自分を褒めてあげる
- 5と6を繰り返す
紙とペンを用意し、手書きで書きましょう。手書きは潜在意識を活性化し、文字に想いを込めることができます。
口下手
口下手な人は、会話力に問題を抱えているため、対人関係に苦手意識を持っています。
口下手な人が対人関係に苦手意識を持つ主な要因は以下の通りです。
・自分の思っていることを上手く表現できない
・正しいことを言わなければならないと思い込んでいる
・口下手はダメな奴だと思われると思い込んでいる
口下手な人が対人関係の苦手を克服するポイント
口下手な人は自分に会話力がないことを自覚しているが、どうすれば会話力を身につければ良いか分からないと悩んでいます。
口下手な人が対人関係の苦手を克服するポイントは、
会話力の3原則を身につけることです。
会話力とは、「聴く力」+「話す力」+「非言語」の3原則のことを言います。
会話力の3原則
聴く力
会話力の中で最も重要なことが相手の話を聴く力です。人は誰しも自分の話を聴いてもらいたいし、共感されたいと切に願っています。聴き上手は相手から信頼を得ることができます。
話す力
会話力を身につけるには、自分から相手に話しかけられるようにならなければなりません。しかし、口下手な人にはそれができません。そこで有効なのが質問です。質問することで相手から会話を引き出すことができ、尚且つ相手にたくさん話してもらうことができます。
非言語
非言語とは会話中のあなたの表情、姿勢、態度のことです。相手が話しやすい環境を作り出すことは、良い会話を生むためには必要不可欠です。表情の豊かさ、話を聴く姿勢、フレンドリーな話し方など、すべて会話の一部です。
口下手な人が、上記の3原則の中で最も注力すべきは「聴く力」を磨くことです。
聴き上手になれば、少々口下手でもあなたの周りには必ず多くの人が集まってきます。
初対面が苦手
対人関係に苦手意識を持つ人の中には、初対面が苦手という人が多いです。
初対面が苦手な人が対人関係に苦手意識を持つ主な要因は以下の通りです。
・知らない人だと緊張する
・相手の評価が気になる
・何を話せば良いか分からない
初対面が苦手な人が対人関係の苦手を克服するポイント
初対面が苦手な人は、対人関係において必要以上に警戒心が強く、知らず知らずの内に人を寄せ付けないオーラ―を発しているため、相手に近づけなくさせています。
初対面が苦手な人が、対人関係の苦手を克服するポイントは、
自己開示することです。
自分から自己開示すれば、相手も心を開き対人関係は上手くいくようになります。
自己開示する時のコツ
- 自分から挨拶する
- 笑顔で接する
- 視線を合わす
- その場の空気を読む
- 自分から情報開示する
- 共通点を見つけ距離を縮める
初めは自分から自己開示することに抵抗があるかも知れませんが、場数を踏むことで徐々に慣れ、初対面でもすぐに関係性を築けるようになります。
思い込みが激しい
対人関係が苦手な人は、思い込みが激しい人が多く、他人に自分がどう見られているか気になって人を避ける傾向があります。
思い込みが激しい人が、対人関係に苦手意識を持つ主な要因は以下の通りです。
・自分の言いたいことが言えない
・自意識過剰で疲れる
・批判されるのが怖い
思い込みが激しい人が対人関係の苦手を克服するポイント
思い込みが激しい人は、実は「他人がどう見ているか」ではなく、「自分が自分をどう見ているか」が原因になっていることがほとんです。
思い込みが激しい人が、対人関係の苦手を克服するポイントは、
自分を客観的に見る視点を持つことです。
思い込みが激しい人は、自分に意識が向き過ぎて自分自身が見れていない状態にあるので、客観的に自分を見れる視点が必要です。
客観的な視点を持つワーク
- 自分が他人にどう思われているかを書き出す
- それが真実だという証拠はあるか?
- 何を根拠にそれを信じたのか?
- それを信じることで何を得ているか?
- それを信じることで何を失っているか?
- それをこのまま信じ続けると人生にどんな影響をもたらすか?
- ここまでの流れを踏まえて、1の考えを自分にとって合理的な考えに変換しましょう
手書きは潜在意識を活性化し、文字に想いを込めることができます。
他人に合わせることができない
対人関係が苦手な人の中には、他人に合わせることができない人がいます。
他人に合わせることができない人が、対人関係に苦手意識を持つ主な要因は以下の通りです。
・干渉されるのが嫌い
・集団行動が苦手
・好き嫌いが激しい
他人に合わせることができない人が対人関係の苦手を克服するポイント
他人に合わせることができない人は、決してわがままというわけではなく、自分の価値観に沿って正直に生きている人です。
それ自体はむしろ望ましい生き方と言えるのですが、あなたが社会の一員として生きていくには、対人関係を避けることはできないので、必要最低限は他人に合わせられるようになりましょう。
他人に合わせることができない人が、対人関係の苦手を克服するポイントは、
他人に興味を持つことです。
他人に合わせることができない人は、他人は他人、自分は自分という考えのもとで生きているので、他人に興味を持っていません。
ほんの少し他人に興味を持てば意外にあなたと価値観や考えが合う人が見つかるかも知れません。
他人に興味を持つためのコツ
- 他人をよく観察する
- 何か疑問に感じるものを見つける(例:どうしてこの人はいつも赤いものを身につけてるのかな?)
- 疑問が解くために相手に質問する
- 疑問が解ければ相手を理解することができ距離が縮まる
- さらに相手を理解していけば共通点などが見つかり親近感が生まれる
他人に合わすことはできなくとも、他人に興味を持つことならできるはずなので、ぜひ試してみて下さい。
他人に振り回される
対人関係の苦手な人の中には、他人に振り回せることに疲れ、人と関わりを持たなくなる人がいます。
他人に振り回される人が対人関係に苦手意識を持つ主な要因は以下の通りです。
・誘いや頼みを断ることができない
・他人の言動に一喜一憂する
・自分の意見を言えない
他人に振り回される人が対人関係の苦手を克服するポイント
他人に振り回せる人は、自分で物事決めることが苦手です。
しかし、決断を他人任せにしていると、それは自分の人生ではなく他人の人生を生きることになります。
他人に振り回せる人が、対人関係の苦手意識を克服するポイントは、
自分軸を持つことです。
自分軸を持つことができれば、物事の良し悪しをすべて自分で決めることができるようになります。
そうなれば、結果に対する責任を自分自身が負うことになりますが、それこそがあなたが真の自由を手に入れ、自分の人生を生きている証になります。
自分軸を持つコツ
- 言いたいことがある時は勇気を出して自分の意見を言う
- 誘われても行きたくない時は正直に断る
- 自分で選択する癖をつける(例:レビューやおススメで決めない)
- 自分の直感を信じる
- 自分ファーストになる
あなたには選択する権利があります。自分の人生は自分で決めていいのです。
特定の相手が苦手
対人関係の苦手と言うよりも、ある特定の相手に対して苦手という場合があります。
特定の相手が苦手な人が対人関係の苦手意識を持つ主な要因は以下の通りです。
・萎縮してしまう
・緊張してしまう
・価値観が合わない
特定の相手が苦手な人が対人関係の苦手を克服するポイント
特定の相手が苦手な場合は、基本的に相手を変えようとしてはいけません。
例えば、相手が苦手な上司や先輩、先生だとしたら、あなたは相手を変えたくても変えることはできません。
賢明なことは、相手は変えられないと腹をくくり、その前提でキミができることに取り組むことです。
特定の相手が苦手な人が、対人関係の苦手意識を克服するポイントは、
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」という意識を持つことです。
約束します。この意識改革を行うだけで、あなたの苦手な人に対する苦手意識は大幅に軽減します。
苦手な人と接す時のコツ
- 苦手な相手に接する時の心構えを作る(例:相手の言動に一喜一憂しない)
- 感情の乱れをコントロールするためのおまじないを作る(例:好きなアイドルと手をつないでいると想像する)
- ストレスが溜まることを前提として解消する方法を予め用意しておく
- 苦手な相手の良いところを探す(例:いつも靴がキレイに磨かれている)
- 相手を反面教師として学ぶ(例:自分は部下や後輩に威圧的な態度はとらず、同じ目線に立って接しましょう)
ボクの経験上、自分の方から意識を変え、言動を変えれば、それが相手に伝わり、相手も変わていくということは本当によくあることです。
まとめ
あなたは家族、学校、会社、地域、国、世界に属している以上、否が応でも他人と共存していかなければなりません。
このまま対人関係に苦手意識を持ったままでいると、あなたはこれからも色んな場面で損したり、我慢しなければならないことになるでしょう。
ほんの少し勇気を出して、対人関係の苦手を克服するために行動を起こして欲しいと思います。
今回ご紹介した克服法があなたののお役に立てることを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。