質問力を磨くと、コミュニケーションの質は劇的に上がります。 コミュニケーション能力が高い人は、皆質問力が非常に高いです。 なぜなら、良い質問は、質問をする側|される側にとって良い答えを導き出すことができるからです。 大袈裟ではなく、たった一つの質問によって人生が変わることもあります。 そこで…
Basic Class
Chapter2-Lesson2
C2-L2 質問のスキル
レッスンは動画とテキストで受講できます。
テキストの最後にワークが設けてありますので必ず実践して下さい。
では早速レッスン始めましょう!
質問のスキル
チャプター2のレッスン2はコーチングスキルの「質問」について学んでいきます。
コーチングにおける「質問」とは相手の中にある答えを引き出すための問い方のスキルです。
相手の中にありながら本人がまだ気づいていない答えを質問によって引き出していきます。
例えば質問をすることで次のようなものを引き出します。
- 新しい視点を持たせる
- 潜在能力を引き出す
- 選択肢を増やす
- チャンスを広げる
- リソースを見つける
- アイデアを発展させる
- 知識やスキルの棚卸しをする
- 強みの棚卸しをする
- 問題を明確にする
- 物事を具体的にする
これらが引き出されることによって相手は自分の持つ答えに辿り着けるようになります。
質問のスキルには大きく分けて2種類の質問があります。
- オープンクエスチョン(開かれた質問)
- クローズドクエスチョン(閉ざされた質問)
コーチングはこの2つの質問を相手の状況に合わせて柔軟に使い分けていきます。
ではそれぞれを詳しく見ていきましょう。
オープンクエスチョン
オープンクエスチョン(開かれた質問)は相手が自由に答えられる質問のことです。
具体的には「いつ?」、「どこで?」、「だれが?」、「なにを?」、「なぜ?」、「どのように?」といった5W1Hの疑問符を使って質問をします。
オープンクエスチョンは複数の答えがあったり、答えるのに説明が必要であったり、よく考えないと答えを出すことができないので、相手の中にあるさまざまな考えやアイデアを引き出すことができます。
では実際にオープンクエスチョン(5W1H)を使った質問例を見てみましょう。
What「なに?」
物事を明確にさせるために使う質問です。
例えば、
・「問題点は何ですか?」
・「必要なことは何ですか?」
Why「なぜ?」
説明や理由を求めるために使う質問です。
例えば、
・「なぜ上手くいったと思いますか?」
・「どうしてそのように思うのですか?」
How「どのように?」
手段や方法を明確にする時に使う質問です。
例えば、
・「どんな方法があると思いますか?」
・「どのようにすれば次はもっと上手くいくと思いますか?」
When「いつ?」
時間やタイミングを明確にする時に使う質問です。
例えば、
・「いつから始めますか?」
・「いつまでに達成できそうですか?」
Where「どこで?」
場所・環境を明確にする時に使う質問です。
例えば、
・「どこでやりますか?」
・「どこで手に入れることができそうですか?」
Who「だれ?」
人物を明確にする時に使う質問です。
例えば、
・「だれが適任だと思いますか?」
・「その情報はだれに聞けば分かりますか?」
オープンクエスチョンの注意事項
オープンクエスチョンを使う際は相手との関係性を十分に築いておく必要があります。
なぜなら人は関係性の築けていない相手に自分の気持ちや考えを詳細に話すことに抵抗や負担を感じてしまうからです。
相手とまだ距離がある場合には相手が答えやすい質問からはじめましょう。
クローズドクエスチョン
クローズドクエスチョン(閉ざされた質問)は相手がYesとNoで答えられる質問のことです。
この質問は相手の意志や事実を確認するのに有効な質問です。
例えば漠然とした答えをはっきりさせたい時や、迷いや曖昧さを取り除きたい時、いくつかの選択肢から一つの答えを選ぶ必要がある時などは、クローズドクエスチョンを使います。
では、実際にクローズドクエスチョンを使った質問例を見てみましょう。
意志の確認
相手に意思を確認する時に使います。
例えば、
・「それは本当にやれそうですか?」
・「次回までにやってきてもらえますか?」
事実の確認
相手に事実を確認する時に使います。
例えば、
・「頼んでおいた件はやってくれましたか?」
・「それは本当にあなたの本音ですか?」
答えを絞り込む
いくつかの選択肢から答えを選ぶ時に使います。
例えば、
・「その中で一番やりたいことはどれですか?」
・「AとBを比べてどちらの方を選択しますか?」
クローズドクエスチョンの注意事項
クローズドクエスチョンは限られた範囲内での答えを強要してしまう恐れがあります。
使い方を誤ると相手の選択肢を狭めたり、誘導して答えを押し付けてしまう可能性があるので注意しましょう。
コーチングの質問集
ではここからコーチングでよく使われる質問を見ていきましょう。
答えを掘り下げる質問
相手が最初に出す考えや答えは漠然とした抽象的なものがほとんどです。
このような場合、受けた答えに対してさらに細かい質問をすることで相手の答えを掘り下げていきます。
例えば、
・「〇〇とは具体的にいうと?」
・「〇〇についてもう少し詳しく聞かせてくれませんか?」
答えが具体的になればなるほど相手は行動しやすくなります。
答えを広げる質問
オープンクエスチョンを使っても相手から限られた答えしか返ってこない時があります。
このような場合、受けた答えに対してさらに新しい発想を促す質問をすることで相手の答えを広げていきます。
例えば、
・「他にはどんな方法がありますか?」
・「答えを3つ挙げるとしたら?」
たくさんアイデアややり方を引き出すことで相手の選択肢を増やすことができます。
視点を変える質問
答えを広げる質問をしても相手は答えが一つしか出せなかったり、答えに詰まることがあります。
このような場合、「もし〇〇だったら?(As if)」を使った質問をすることで、相手にまったく違う視点を持たせることができます。
例えば、
・「もし相手の立場から今のあなたを見たらどう思いますか?」
・「もし何の制限もなく何でも自由にできるとしたら何をしますか?」
想像力を働かせた質問は相手に自由な発想を促すことができます。
未来を予測させる質問
人が本当に自ら進んで行動ができるのは自分が本当に望んでいることを明確にイメージできている時だけです。
それには相手が望む状態を手に入れた未来を予測させる質問が有効です。
例えば、
・「それをやり遂げたら何を手に入れることができますか?」
・「5年後、どんな自分になっていたいですか?」
未来を予測させる質問は相手が目指す姿をはっきりと意識させることができます。
リソースを引き出す質問
相手の中にはたくさんのリソース(資源)があります。
相手が目標を達成するために必要なリソースを自分の中から見つけ出すには、これまでの経験や知識に焦点を当てる質問が効果的です。
例えば、
・「これまでも同じような状況はあったと思いますが、その時はどのようにして乗り越えたのですか?」
・「前回の成功体験|失敗体験で活かせるものはありますか?」
相手の経験を活かす質問を行うことによってリソースを引き出すことができます。
2018.03.30
2025.04.22
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ワーク
今回のワークはオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使うトレーニングを行ってください。
その際以下を注意深く観察しましょう。
□ どのような質問が相手の行動や結果につながりましたか?
□ どのような質問が相手の行動や結果につながりませんでしたか?
効果的な質問が行えるようになるまでトレーニングを続けましょう。
コーチングを身に付ける3原則
コーチングを身に付けるには以下の3つの要素を押さえることが必要不可欠です。
- コーチングを学ぶ
- コーチングを受ける
- コーチングを実践する
上記の3つの要素はどれも重要ですが、その中で最も重要なのが優秀なコーチからコーチングを受けることです。
なぜならあなたが良質なコーチングを体現しなければ、あなた自身が良質なコーチングを行うことができないからです。
あなたのコーチングの精度を高めるためには必ず優秀なコーチからコーチングを受けてください。
2019.09.30
2025.04.22
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